2021.11.25
福岡の料理研究家 『奥野』がテレビ出演しました。
RKBタダイマの特集『家事ラク』コーナーに発酵食達人として出演致しました。二回目の出演なのでディレクターとの打ち合わせもお電話だけで、当日スケジュールを見せて頂くというぶっつけ本番でした😁
特集の『家事ラク』とは家事が『楽しく』『ラク』にできるグッズやワザをご紹介するコーナーで、今回家事ラクレシピとして『ヨーグルト味噌漬け』を撮影して頂きました。
味噌とヨーグルトを使って野菜を漬ける『ヨーグルト味噌漬け』
W発酵パワーで腸内環境を整え、簡単に漬け込むだけで野菜が美味しく頂けるだけでなく、短鎖脂肪酸というやせ酸を増やしてくれる効果もあります。
ぬか漬けは管理が難しいと言う方にお勧めします。毎食、食事の初めに食べて頂くのがベストだと思います。
《作り方》ヨーグルトと味噌は2対1
豆乳ヨーグルト 200g
味噌 100g
蜂蜜 大1
大根
人参
きゅうり
①豆乳ヨーグルトと味噌を合わせて蜂蜜を加えます。蜂蜜を加えるのは乳酸菌と酵母が活性化しやすくするためです。
ヨーグルトは豆乳ヨーグルトの方が味噌と同じ大豆原料どうしで相性が良いです。
②野菜は塩をすり込み10分おき水分をふきます。水分をしっかり出すことで漬け床の乳酸菌と酵母が
入りやすくなります。
③漬け床に野菜を入れて冷蔵庫に入れます。一晩or二晩おいて出来上がり。冷蔵庫で10日保存可能です。
手軽にできて、混ぜなくて入れっぱなしでOKです。
何回かお野菜を漬けておくと野菜の水分が出てきますので新しく漬け床をつくってもらった方がいいですね😊
野菜を漬けた後、お肉や魚などの漬け床に再利用することもできます。
柔らかくなるだけでなく臭み消しにもなりますよ。私はタンドリーチキンなどの下処理に使ったりします。
家事ラクではヨーグルト味噌汁をご紹介しました。
ヨーグルト味噌汁
《作り方》1人分
出し汁 200cc
トマト 1/4カット
ヨーグルト味噌 大2
おろし生姜 小1
あおさ 適量
①出し汁を沸騰させトマト、生姜を加えて火を止めてヨーグルトみそを入れてお椀に注ぎます。
②あおさを加えれば出来上がり。トマトも味噌も旨味成分グルタミン酸を含みますので相性が良いのです。
自宅ではトマト麹を初め、沢山の発酵調味料を仕込んでいます。
特に今回は簡単に誰でも作れてヨーグルトと味噌のW発酵でやせ酸が増えると言われています。
頑張らなくても腸活できるので是非取り入れてみてください。
ヨーグルトについてお話しします。
ヨーグルトは他の発酵食品に比べると日本での歴史はまだ浅いですが、ヨーロッパを中心に世界中で親しまれてきました。栄養食品として優秀であり、美味しさ、食感、また他の食材と馴染みやすい等の利点から現在多くの種類のヨーグルトが食べられています。どのタイプでもタンパク質やカルシウム、乳酸菌の効果は同等です。
製法の違いにより5つのタイプに分けられます。
朝食やおやつとして私たちの暮らしに根付いているヨーグルトは牛乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させた発酵食品で、最近ではヨーグルトメーカーという道具で家庭で手作りされている方も多くなっていると思います。
乳酸菌は腸内環境を整えて下痢や便秘を改善する働きがあります。腸内環境を整えることで免疫機能が高まるとウイルスや菌に強い体を作ることができます。また花粉症などのアレルギー症状の緩和なども期待できます。
また便秘が解消されると代謝も良くなるのでお肌の調子が良くなったり、ダイエットやアンチエイジングにもプラスになったりします。
さらにヨーグルトは私たちの体を作る上で欠かすことができないタンパク質や脂質、カルシウム、ビタミン類などをバランスよく含んでいますので、体に必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。
また発酵によりカルシウムが吸収されやすくなっているので、骨や歯の健康維持にも役立ちます。牛乳でお腹を下しやすい人でもヨーグルトは乳酸菌の働きによりすでに乳糖が分解された状態なので安心して摂ることができます。
ただし、健康や美容の効果を期待するのであれば、毎日食べ続けることが大事だそうです。そのためには飽きないように料理に使ったり、ヨーグルト味噌漬け床に入れたりする工夫も必要ですね。
これから寒い時期には電子レンジで温めて食べるホットヨーグルトも冷え性の方にはお勧めします。腸内環境を整えるためには夜に食べるのが効果的です。
1日1回200gを目安に、夕食か夕食後のデザートとして取り入れてみてください。一度に200g食べられない方は朝と夜に分けて食べてもOKです。
また近年では食前にヨーグルトを食べることで血糖値の上昇が緩やかになるという結果も発表されています(同志社大学・八木教授)
私はそれぞれ自分に合った食べ方で美味しく食べることが一番重要なことだと思います✨